「うちは駅から遠いし、坂の上だから誰も来ないよ……」 そう諦めかけていた歯科院長先生が、ある日「一通の履歴書」を手に驚きました。
やってきたのは、院長と同じ「キャンプ」を愛する歯科衛生士さん。 なぜ、給与条件や立地ではなく、院長の「趣味」が採用の決め手になったのか? 今回は、スペック勝負を捨てて「人柄と価値観」で勝利した、ある歯科医院の逆転劇をお話しします。
「駅チカ・高給与」の土俵で戦うのをやめる
その歯科医院は、確かに立地条件では不利でした。バスを使わなければならない「山の上の住宅街」。大手求人サイトに高い掲載料を払っても、周囲の駅前クリニックに埋もれる日々。
私がアドバイスしたのは、「求人票から『歯科医院』の匂いを消しましょう」ということでした。
どこにでもある「社保完備」「有給消化率100%」という言葉は、もはやフックになりません。それよりも、「どんな人と、どんな空気感で働くか」を可視化することに注力しました。

キャンプ好きが反応した「1枚の写真」と「1行の言葉」
Indeedの原稿を、以下のように大胆に書き換えました。
- メイン写真: 白衣姿の集合写真ではなく、院長が愛車にキャンプギアを積み込んでいるオフショットに変更。
- 職種名: 歯科衛生士 ➡ 【キャンプ好きの院長と働く】自然豊かな環境の歯科医院|月1回はキャンプ談義で盛り上がっています
- 仕事内容の冒頭: 「院長の趣味はソロキャンプです。休日は山にこもっています。仕事もキャンプと同じで、準備とチームワークを大切にするのが当院のスタイルです」
「この院長なら、私の価値観を分かってくれる」
応募してきた衛生士さんは、実は片道1時間かけて通勤することになる方でした。彼女は面接でこう言いました。
「今までいくつかの医院で働きましたが、どこもギスギスしていて……。求人票のキャンプの写真を見て、『この趣味を楽しんでいる院長先生なら、きっと心に余裕があって、スタッフのプライベートも大切にしてくれるはず』と直感しました」
まさに、趣味が「人柄の保証書」になった瞬間です。

ターゲットを絞る勇気が、最高のご縁を連れてくる
全員に好かれようとする求人票は、誰の心にも刺さりません。 「キャンプ好き」という狭いターゲットに絞った結果、立地の不利を飛び越えて、同じ価値観を持つ最高のパートナーが見つかりました。
あなたの「こだわり」や「意外な趣味」は、実は最強の採用武器かもしれません。 ENISHIAIDは、そんな貴社だけの「エッジの効いた魅力」を一緒に見つけ出します。


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