「給料は他より低いし、休みも少ない。土木の現場なんて、今の若者が来るわけないよ……」 そう自嘲気味に笑う代表。アピールポイントを探しても、返ってくるのは「何もない」という言葉ばかりでした。
しかし、ヒアリングを重ねる中で見つかったのは、求人票の「条件欄」には絶対に載らない、けれど誰かの人生を救うほど温かい「お宝」でした。 今回は、スペック競争を脱ぎ捨てて「胃袋と心」を掴み、若手の採用に成功した実話をお届けします。
「アピールポイントがない」という思い込み
土木工事の現場作業員。確かに3K(きつい・汚い・危険)のイメージが強く、若手の採用難易度は最高クラスです。 その会社様も、大手ゼネコンや高待遇のライバル会社と比較しては、「うちは条件で負けているから」と諦めモードでした。
でも、私は知っています。条件だけで仕事を選ぶ若者ばかりではないということを。 彼らが本当に求めているのは、「大切にされている」という実感や、安心できる居場所ではないか。そう考え、根掘り葉掘り「会社の日常」を聞いていきました。
発覚した「毎日、奥様が作るお昼ごはん」
「あ、そういえば、うちは毎日カミさんが現場の奴らに飯を作ってるよ。大したもんじゃないけどな」 代表が何気なく口にしたその一言に、私は「それだ!」と声を上げました。
- 一人暮らしの若者が、一番恋しくなる「手作りの味」。
- 物価高の中、毎日500円〜1,000円浮く「食費の節約」。
- 「同じ釜の飯を食う」ことで生まれる、家族のような一体感。
これは、どんな福利厚生制度よりも、今の若者に刺さる「最強の差別化ポイント」でした。

スペックではなく「風景」を原稿にする
Indeedの原稿を、以下のように「温度感」のある内容に書き換えました。
- メイン写真: 重機の写真ではなく、大きな鍋を囲んで笑顔でご飯を食べるスタッフと、それを見守る奥様の写真。
- 職種名: 現場作業員 ➡ 【胃袋も心も満たされる】奥さんの手作りランチ支給!食費0円で貯金ができる土木作業員
- 原稿内容: 「ぶっちゃけ、給料は高くありません。でも、お昼はコンビニ飯ではなく、奥さんの温かい手作りご飯が待っています。上京してきて自炊が苦手な若手も、『実家を思い出す』と喜んでいます」

刺さる人には、深く刺さる。それが「縁(えにし)」
結果として、この原稿は「食費を抑えたい」「温かい環境で働きたい」という若者に的中し、見事に応募を獲得し採用に繋がりました。
給与や休日などの「数字」の勝負では、資本力のある大手には勝てません。 しかし、あなたの会社にしかない「温もり」や「日常」は、誰かにとっての「選ぶ理由」になります。
ENISHIAIDは、そんな「数字にならない魅力」を掘り起こし、求人票というラブレターに変えるお手伝いをします。


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